【AKAI MPK mini MK3 レビュー】21枚の写真で徹底解説!!

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・MIDIキーボードの『MPK mini MK3』が気になってます。

・使った感想や、どんな事ができるのか教えて欲しいな。

こんな疑問にお答えします。

2020年8月28にMPK miniシリーズ第3弾となる『MPK mini MK3』が発売されました。

発売日に購入したところ、非常に良い機材だったので写真を見ながら紹介していきます。

目次

『MPK mini MK3』各部の詳細を見てみよう

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まずは進化したMK3の詳細を見ていきます。

外観

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まずは外観から。

シンプルなデザインで非常にカッコいいです。

キーボードの左上にパッド、右側にツマミという定番の配置がとても使いやすい。

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サイズはコチラ。

横幅31.8cm
奥行18.1cm
高さ4.4cm
重量0.75kg

厚みはなく重さも軽いので、これなら持ち運びも苦じゃないです。

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15インチMacBook Proとの比較。

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素材はプラスチックですが、安っぽさはなく丈夫な印象を受けました。

サイドの赤いパーツがポイント。

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後ろはUSB端子と、サスティーンペダルの端子のみ。 

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キーボード

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続いてキーボード。

25鍵のミニ鍵盤、ベロシティ対応です。

ミニ鍵盤と言っても適度な大きさがあるので、打ち込みなどストレスなく行えます。

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キーボードの沈み込みも深過ぎず、ちょうど良い感じ。

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※ MPK mini PLAYは沈み込みが深く、指に引っかかる印象がありましたが、MK3では改善されています。

そのほかキーボード関係では、オクターブシフトと全方向に倒せるジョイスティック、そしてアルペジエーターを搭載。

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ジョイスティックは上下でピッチベンド、左右でモジュレーションのコントロールを。

さらに斜めに倒せば『ピッチベンドしながらモジュレーションをかける』なんて事も可能です。

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アルペジエータも搭載しています。

ボタンを『ON』にしてコードを押さえるだけ。

テンポの変更は『TAP TEMPO』を何度かタップします。

さらに『ON/OFF』ボタンを押しながら、鍵盤を押さえるとアルペジオの各パラメーターを変更できるようになっています。

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この時に役立つのが、MK3になって搭載されたディスプレイの存在。

各パラーメーターの数値をしっかりと表示してくれます。

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他にもDAWモードの選択や、ベロシティの値を確認する事も。

小さなディスプレイですが、OLED(有機EL)なので視認性はバツグン。

ドラムパッド

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次はドラムパッド。

AKAIと言えばパッドですよね。

ベロシティ対応のバックライト付き。

8個×2バンク仕様なので、16個の音を使えます。

MPCゆずりの大きな目なパッドで、叩きやすさはバツグン。

叩くとバックライトが光るので視認性も良く、SNS映えも期待できそう。笑

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感触は硬めで、反応も良好。

A/Bバンクを切り替えるとボタンが赤→緑になるので分かり易いです。

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そしてMPCシリーズではお馴染みの『FULL LEVEL』と『NOTE REPEAT』も搭載してます。

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ロータリー・ノブ(ツマミ)

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続いてツマミです。

MK2から大きく変化した部分。

通常のツマミからロータリー・ノブに変更されています。

今までは0〜MAXと回せる範囲が決まってましたが、ロータリー・ノブはグルグルと回すことが出来ます。

サイズが大きくなったので、グリップ感もアップ。

さらにコントロール関係のボタンが上に移動しので、誤動作もふせげます。

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ちなみにバンクの切り替えはないので、同時に操作できるパラメータは8種類となってます。

『MPK mini Mk3』の付属ソフトの紹介

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出典 : アカイ・プロフェッショナル

『MPK mini MK3』には「プロダクション・スターターキット」というソフトウェアのパックが付属しています。

収録内容は大きく分けて3つ

  1. 『MPC Beats』
  2. 『6つのソフトシンセ』
  3. 『2GBに及ぶサウンドコンテンツ』

中身を見ていきましょう。

⒈『MPK mini Mk3』の付属ソフト『MPC Beats』

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出典 : アカイ・プロフェッショナル

『MPC Beats』はMPCのスタイルを受け継いだDAW(音楽スタジオ)です。

曲のパターンを作り、それらをつなぎ合わせて曲に仕上げていくスタイル。

手軽にMPCのワークフローを味わえます。

ソフトを立ち上げて『MPK mini MK3』を接続すると、自動で認識。

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面倒な設定をしなくても使えるのは嬉しい限りです。

『MPK mini Mk3』の付属ソフト『6つのソフトシンセ』

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ソフトシンセは6つ付属します。

Bassline (MPC Beatsに内蔵)

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その名の通りベースに最適なモノシンセ。(単音専用のシンセ)

太くて強力なベースサウンド。

Tubesynth (MPC Beatsに内蔵)

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ビンテージのアナログシンセをモデリングした、ポリシンセ。(和音も出せるシンセ)

最初から大量のプリセットが入ってるので、リード、パッド、プラック何でもこいです。

Electric (MPC Beatsに内蔵)

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クラシックなエレクトリックピアノをモデリングしたソフトシンセ。

Hybrid 3

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アナログとデジタルを融合させた、まさにハイブリッドなシンセ。

音も良くて大量のプリセットが付属。

Mini Grand

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リアルなピアノ音源。

シンプルで使いやすいので非常に助かります。

Velvet

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ビンテージ感たっぷりのエレクトリックピアノ音源。

こちらも大量のプリセットが付属。

『MPK mini Mk3』の付属ソフト『2GBに及ぶサウンドコンテンツ』

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さらに『MPC Beats』の中で使えるサウンドライブラリが2GBほど付属します。

内容はドラムサウンドと、ループのセット。

  • F9 Instruments
  • Decap MSX Sound Design
  • Sample Tools by Cr2

「有名サウンドデザイナーが作った」とのことで、音のクオリティは高いです。

トラップミュージックでお馴染みの、808サウンドなども収録。

ハードだけでも素晴らしいのに、これだけソフトが付いて1万円とか、、、良い時代です。

『MPK mini MK3』の良い所と気になる所

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良い所をまとめると、こんな感じ。

  1. コンパクトなサイズ
  2. 使いやすいレイアウト
  3. MPC由来のパッド
  4. ロータリーノブが便利
  5. 弾きやすくなったキーボード
  6. キレイなディスプレイ
  7. 付属ソフトの充実

これから「ビートメイキングを始めてみたい」という方には良い選択になると思います。

しかし気になる点がひとつ

それは付属ソフト『MPC Beats』の使い方が独特なんですよね。

MPCに慣れた方なら良いかもしれませんが、これから始める方には少々わかりにくいかと…

まぁ、元々フリーソフトなので文句はいえません。

しかしハードが使いやすいだけに、これは気になります。

そこで、いくつかのDAWで試してみましたが、圧倒的に『ableton Live』との相性が良かったです。

『MPC Beats』が合わないと感じた方は、『ableton Live』の体験版をぜひ試して下さい。幸せになれます。

また、「すぐに使いたい!」って方にはAmazonがおススメ。

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25鍵USB MIDIキーボードコントローラー、音楽制作ソフトウェア付属

それでは、このあたりで『MPK mini MK3』のレビュー記事を終わりにしたいと思います。

楽しい音楽ライフを。

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